アラムナイ・ストーリーズ 第1回 – 川島正子さん
今月より、新企画「アラムナイ・ストーリーズ」がスタートします。毎月1名の卒業生に、ICUでの思い出や、ICUが人生にもたらした影響についてエッセイを書いていただきます。
トップバッターは、1975年ご卒業の川島正子さん。川島さんは同窓会南カリフォルニア支部の中心的メンバーで、毎年南カリフォルニアに交換留学する現役ICU生のための歓迎レセプションを企画されるなど、様々な形でICUをご支援し続けてくださっています。(川島さんは、写真前から2列目の右端です。)
川島正子さん
「もしICUに行ってなかったら、私の人生は大きく違っていたと思います。自由でのびのびとした空気。個性の重視。今、母校からの留学生の皆さんと接して、かつてのICUスピリッツがいまだに健在な事を感じて嬉しい限りです。
遠藤周作先生の英語関係の秘書の仕事。海外からアーティストやアスリートを招聘して日本公演を運営する仕事。どちらも最初のきっかけは学生時代で、ICUで学んでいたからこそのご縁でした。さらに、50を過ぎてフローズンヨーグルトのブランドを始めた傍若無人さ。。。それはかつて新しい事に平気で挑戦する、多くの先輩をみていたからのように思います。
専攻したコミュニケーション学科ではコンドン先生を中心にバラエティに富んだ活動をしました。学科のお部屋はまさに部活のようで、先輩も後輩も一緒に活気に溢れた毎日でした。みんなで新聞を作ったり、先輩達の論文をまとめてPatterns of Communication in and out of Japan という題の 本にしたり。大きな国際会議のお手伝いもいくつかしました。私の卒論提出の最終日には、コミュニケーション学科の後輩が総動員で手伝ってくれました。彼等のおかげで何とか無事に卒業!
常に爽やかな風に吹かれていたような学生生活でした。
ロスアンジェルスに住んで南カリフォルニア同窓会クラブに加入してからは、アメリカ生活が何倍も豊かに楽しくなりました。今ではICUファミリーが出来て、ICU卒業で本当に良かったと思う毎日です。」
川島さん、いつもICUをご支援いただきありがとうございます!