「コモン・グッド基金学生プロジェクト」がICUで始動
この春、ICUのサービス・ラーニング・センター(SLC)とJICUFは、共同で「コモン・グッド基金学生プロジェクト」(CGG:Common Good Grant)を開始しました。CGGは、ICUの学部生15名を選出して学生委員会を結成し、地域の非営利団体を支援するための助成金プログラムの企画運営を体験してもらうことを目的としています。JICUFが100万円の資金を提供し、学生委員会はこの資金を助成金という形で、ICU周辺の非営利団体に分配します。学生委員会のメンバーは、多数の応募者の中から、慈善事業への理解やコモン・グッドへの貢献に対する熱意を基準に選出されました。
3月末、CGG学生委員会は、オンラインのキックオフ・セッションで初めて顔を合わせました。15名の学生委員の他、SLC及びJICUFのスタッフも参加しました。学生委員は4月から6月にかけて、助成金プログラムに関するトレーニングを受け、社会的投資やプロジェクトの効果的な運営方法などに関するオンライン・モジュールに取り組みます。秋学期には、地域の非営利団体に向けて助成金の広報を行い、申請を募り、申請書を審査し、最終的には冬学期に助成金の配布先を決定します。
CGGは、ICU・JICUF双方にとって初の取り組みです。学生委員は、ICUと地域社会との関係を強化する他、助成金事業の運営について学び、コミュニケーションやリーダーシップなどの実践的スキルを身につけることが期待されます。今後の学生委員会の動きに注目しています。