デービッド・ジェーンズ氏、ルース・ミラー・グローバル・シチズンシップ賞を受賞
今期をもって退任するJICUF理事長のデービッド・ジェーンズ氏が、第1回ルース・ミラー・グローバル・シチズンシップ賞を受賞しました。この発表は、2025年3月8日にロサンゼルスで開催されたJICUFの創立75周年記念ディナーにて行われました。この名誉ある賞は、教育を通じた国際理解と平和の促進に献身したルース・ミラー氏を称えるもので、グローバルシチズンシップを体現し、JICUFに多大な貢献をした個人に授与されます。

ルース・ミラーについて
ルース・ルイーズ・ミラー氏は、1947年から1982年に退職するまでJICUFに勤務し、エグゼクティブ・ディレクターとしては、革新的な資金調達キャンペーンや異文化間交流プログラムを通じて、組織の設立と発展の中心的な役割を果たしました。
オハイオ州アクロンで生まれ育ったミラー氏は、家族の中で初めて大学へ進学しました。エキュメニカル・ムーブメント(キリスト教会間の理解と協力の促進を目的とする運動)に関心を持ってJICUFに関わり、女性企画委員会(Women’s Planning Committee)や「未来のための基金」(Fund for the Future)などの重要なイニシアティブの設立に寄与しました。彼女の尽力により、ICUの存在はアメリカ全土および世界に広まり、大学にとってなくてはならない財政支援を確保することができました。

デービッド・ジェーンズについて
デービッド・ジェーンズ氏は、生涯を他者への奉仕に捧げてきました。ハワイ大学マノア校、サウスカロライナ大学、ウェストミンスター大学においてサービスラーニングに携わってキャリアを開始したジェーンズ氏は、京都の同志社大学でロータリー国際親善奨学生として1年を過ごしたことがきっかけで、日米の友好関係に献身することを決意しました。その後、彼は18年間にわたって米日財団に勤務し、最終的には助成金担当ディレクターと代表理事補佐を兼任しました。さらに、沖縄科学技術大学院大学やグローバル・シチズン・イニシアティブで上級管理職を歴任し、現在は国際文化会館(International House of Japan)の北米担当ヴァイス・プレジデントを務めています。
ジェーンズ氏は2002年にJICUFの理事会に加わり、2期にわたり理事を務めました。過去3年間は理事長として、財団の変革に大きく貢献しました。この賞の初代受賞者として彼以上にふさわしい人物はいないと、私たちは確信しています。
