JICUF職員がICUを訪問
先月、JICUFプログラム・マネージャーのフェルナンド・ロハスと私は2019年度学生サポート資金(学生のための助成金)とGlobal Link NY(学部生のためのサマープログラム)の広報のために1週間ICUを訪れました。主な目的は、できるだけ多くのクラスを訪れ、学生に両プログラムの説明をすることでした。ICUポータル(学内情報を共有するためのポータルサイト)やソーシャルメディアでも広く情報共有しているものの、実際に教室を訪れてJICUFスタッフが直に説明することにより、学生の間で両者への関心が劇的に高まるためです。今回はJLP(日本語クラス)と一般教育科目を中心に約30クラスを訪問し、配布したチラシの数から1000人ほどの学生に話をすることができたと考えています。
両プログラムにつき、より詳しい説明を行うため、昼休みにそれぞれの説明会も開催しました。学生サポート資金については申請資格や申請手続きに関する情報や提案書作成についてのアドバイスを提供しました。どちらのプログラムにも大勢のICU生が応募してくれることを願っています。
他には、最近の助成金受賞者とGlobal Link参加者のためにレセプションを開催しました。学生同士のネットワークづくりだけでなく、JICUFと学生の繋がりを強化することが目的で、在学中はもちろん、卒業後も学生を支援する助けとなればと考えています。助成金やサマープログラムを通してJICUFと繋がった学生と、今後も交流を続けていくことを願っています。
すべての学生にできるだけ正確に内容が伝わるよう、クラスによって英語と日本語を使い分けました。個人的には、アカデミックな場で日本語を使う練習ができ、ボキャブラリーを強化する良い機会でした。ただ、プレゼンテーション後の質問の少なさ(1000人ほどの前で話したにもかかわらず、質問を受けたのは2回だけでした)には少し驚きましたが、大勢の前で声を上げるのは緊張するのでしょう(私もプレゼンテーションをする度に身をもって体験しました。)一方、説明会やレセプションで学生達と話していると、彼らがいかにクリエイティブで意欲的かがわかりました。過去にプログラムに参加した学生も、これから関わろうとする学生も、学問的探究心に溢れ、教室の外では積極的に質問をしていました。どちらのプログラムにも、今年も素晴らしい学生が参加してくれることを楽しみにしています。
(文:パレルモ・ルーク拓也)