エグゼクティブ・ディレクターからのメッセージ
ICUの同窓生・ご支援者の皆様、
多くの方が自宅待機を強いられているこの困難な時期に、ICUのキャンパスより応援のメッセージをお送りします。
私は昨年夏より家族と共にICUのキャンパスに滞在していますが、日本の学校は過去2週間閉鎖され、ほぼ自宅で過ごしています。今朝、ICUの南門から東八道路を通って野川公園を走ってきましたが、春の日差しの中、木々は輝き、サギが野川に悠然と立っていました。朝の散歩を楽しむ人々と行き交う際、会釈して挨拶を交わしました。人と距離を置くことを求められる今、このような何気ない人との交流に深い意味を感じます。
冬が終わり、三鷹の自然に生命が息吹いています。滑走路を縁取る桜の大木は、黒々とした幹から曲がった枝を空に伸ばし、今にも花の蕾が開きそうです。毎春、桜は生命の奇跡と、その儚さを私たちに伝えます。新緑も、この暗い時期に光を差しています。このような時こそ、人生を謳歌し、日々精一杯生きることを心がけたいものです。
ICUの使命は、「国際的社会人としての教養をもって、神と人とに奉仕する有為の人材を養成し、恒久平和の確立に資すること」です。世界中の人々がCOVID19の脅威と向き合う中、ICUの使命の重要性と、教育、国際的な体験、すべての生き物に対する慈悲を育む必要性を再認識させられます。JICUFはこの目標に向けて努力をし続けます。
ニューヨークのJICUFオフィスは一時的に閉鎖し、職員は在宅勤務を実施しています。当面、お問い合わせはメールにてお願いいたします。
ICUは春学期、オンライン授業を実施することを発表しました。対面式授業の再開は5月以降になる予定です。ICUのCOVID19への対応についてはこちらをご覧ください。
皆様のご健康をお祈り申し上げます。
ポール・ヘイスティングス