JICUF助成金受賞者スポットライト:吉川菜穂さん ケニア農村部におけるソーシャル・エモーショナル・ラーニング(対人関係能力育成)
この春、教育学・国際関係論を専攻する教養学部3年生の吉川菜穂さんが316,523円のJICUF学生トラベル資金を受賞しました。現在ベルギーに留学中の吉川さんは、7月にケニアのロイトクトク村を訪れ、心理学的・教育学的観察法を用いて地元の小学生の自己概念と学習環境の関係について調査しました。
この春、教育学・国際関係論を専攻する教養学部3年生の吉川菜穂さんが316,523円のJICUF学生トラベル資金を受賞しました。現在ベルギーに留学中の吉川さんは、7月にケニアのロイトクトク村を訪れ、心理学的・教育学的観察法を用いて地元の小学生の自己概念と学習環境の関係について調査しました。
ルーク・ウィルソンさんとニコラス・コレアさんは、JICUFの米国人学生イニシアチブ奨学金(USSI)を受賞した第2期生です。この奨学金は、ICUで学位取得を目指す米国籍の学生を増やすために設立され、ICUで学部教育を受ける4年間、学費を全額支給します。
今年9月に入学したばかりのお二人にお話を伺いました。
卒業生の堀江康之博士(1961年卒)は数年前、堀江竹松・こう奨学金を設立しました。2千ドルの奨学金は毎年自然科学を学ぶ優秀なICU生1名に授与されます。9月24日(火)、堀江氏は58年ぶりにICUを訪問しました。
今月、JICUFエグゼクティブ・ディレクターのポール・ヘイスティングスがベトナムで開催された難民高等教育に関するワークショップに招待され、発言しました。JICUFのシリア人学生のための奨学金プログラム、シリア人学生イニシアチブは、日本の大学としては唯一の民間主導の難民受け入れプログラム(プライベート・スポンサーシップ)であり、国際的に注目を集めています。SSIファシリテーターを務める新垣修ICU教授も出席しました。
9月13日(金)、JICUFは70周年記念ディナーをニューヨークのリバーサイド教会で開催しました。ニューヨーク、ボストン、ワシントンDCなどから113名の卒業生及び関係者が集まりました。竹内弘高ICU理事長が基調講演を行いました。
7月、JICUFはICUから12名の学部生を迎え、サマープログラムGlobal Linkを開催しました。7月5日から26日までの4週間、学生たちはニューヨークとワシントンDCで多様なキャリアに触れる機会を得ました。両都市でのICUの卒業生を中心に、多数の専門家のご協力を得て、オフィス訪問、産業別円卓会議、ネットワーキング・イベント、ボランティア活動、プロフェッショナルスキル・ワークショップなどを実施しました。
2019年度春期のJICUF助成金は、以下の12のプロジェクト(内訳:教員2、学生10)に支給されました。授賞合計額は427万5,295円でした。
ICU教養学部4年生の山縣愛(やまがた・まな)さんは、Modern Dance Societyによるプロジェクトを行うため、この春JICUF学生アクティビティ資金を申請し、47万4,500円を受賞しました。この資金を使って、山縣さんはNYCで活躍する振付師でICU卒業生の篠原憲作さんと、台湾の舞踊団Seed Dance Companyを招聘し、「ICU x TAIWAN x NY DANCE PROJECT」に取り組みました。9月18日から20日にかけて、共同制作した作品「Wǔ Fēnzhōng(5分間)」をディッフェンドルファー記念館西棟(「新D」)の多目的ホールで4回に渡り公演しました。
7月、JICUFはICUから12名の学部生を迎え、サマープログラムGlobal Linkを開催しました。7月5日から27日までの4週間、学生たちはニューヨークとワシントンDCで多様なキャリアに触れる機会を得ました。両都市でのICUの卒業生を中心に、多数の専門家のご協力を得て、オフィス訪問、産業別円卓会議、ネットワーキング・イベント、ボランティア活動、プロフェッショナルスキル・ワークショップなどを実施しました。学生が将来のキャリアについて考える手助けとなるような活動を企画するよう努めました。
ICU大学院生のシルビア・ルズ・ゴンサレス・マルケスさんは「人間の安全保障:迫害を受けるメキシコのキリスト教系先住民族」という研究プロジェクトにつき、JICUFより学生トラベル資金を受賞しました。メキシコ出身の彼女は、現在平和・紛争解決学を学ぶ修士課程の学生ですが、今年8月、修士論文のフィールドワークを行うため、チアパス州及びメキシコシティを訪れました。修士課程修了後は、ICUの博士課程に進学する予定です。調査旅行についてゴンサレスさんをインタビューしました。