新プログラム「グローバル・シチズン・フェローシップ」: JICUF代表兼CEOポール・ヘイスティングスからのお知らせ
私はグローバル・ラーニングの重要性を、身をもって体験しました。日本とアメリカの二つの文化の中で育ち、大学時代にスリランカに留学し、インドで働いたことは、私に大きな影響を与えてくれました。これらの経験を通して自分の価値観が明確になり、国際教育の分野で働くインスピレーションを得たのです。JICUFはグローバル・ラーニングの深い意義を認め、2025年にグローバル・シチズン・フェローシップ(GCF)を設立します。
GCFは、ICUの学部生を対象とした1年間のプログラムです。「市民意識」、「責任感」、「参画」のグローバル・シチズンシップの3つの柱に基づき、GCFは参加者が自分の価値観を探求し、世界とその中での自分の位置付けに対する認識を深め、コモングッドに貢献する方法を模索できるように設計されています。プログラム費用は全額JICUFが負担します。
GCFは、ICUの学年暦に合わせて計画されました。各学期の活動内容は以下の通りです。
春学期
春学期の焦点は、「自分を知ること」です。個別メンタリング、グループディスカッション、キャンパスの外での週末リトリートなどを通じて、自分の価値観、自分の中にある多様性や文化、そして人生の目的を探ります。
主なテーマ:
- 自分の基本的価値観は何か?
- 自分を形成した文化は?
- 自分の最大の希望と最大の恐れは何か?
- 人生の目的は何か?
夏休み
夏休み中、学生はニューヨークで2週間半を過ごします。このサマープログラムは、学生の視野を広げ、ソーシャル・インパクトを与える仕事に従事するプロフェッショナルからの学びを促します。
主なテーマ:
- 世界が直面する緊急の課題とは?
- これらの課題に取り組む人・組織は?
- 自分がコモングッドに貢献する方法は?
秋学期
秋学期は、社会に変化を起こすための行動に焦点を当てます。学生はGCFチームと密接に連携しつつ、ソーシャル・インパクト・プロジェクトを企画します。また、秋休みには、自然の中で第2回目のリトリートを実施します。
主なテーマ:
- 自分が取り組みたい課題は?
- どのようにソーシャル・インパクトを生み出すことができるのか?
- 他の人とどのように協力できるのか?
冬学期
冬学期には、学生はそれぞれのソーシャル・インパクト・プロジェクトを実施します。3月には1年間のプログラム修了を記念して、祝賀イベントが開催されます。
主なテーマ:
- プロジェクトの企画実施を通して学んだことは?
- 一年間のフェローシップから得たものは?
- 次のステップは何か?
応募は2024年12月1日から2025年1月15日まで、JICUFのウェブサイトで受け付けます。ICUの学生が、このユニークな機会に積極的に応募してくださることを願っています。
GCFが参加者の皆さんにとって、将来に向けての大きなインスピレーションとなることを願ってやみません。