ICU便り- ポール・ヘイスティングス
JICUFエグゼクティブ・ディレクターのポール・ヘイスティングスはこの夏より1年間家族と共にICUに居住し、キャンパスで勤務しています。以下は過去数ヶ月間のレポートです。
この夏私は妻と二人の息子と共に来日し、8月よりJICUFのエグゼクティブ・ディレクターとしてICUのキャンパスで勤務しています。JICUFの70年に及ぶ歴史の中で、スタッフがICUのキャンパスに居住し、勤務するのは初めてのことです。これまでの4ヶ月は大変実り多いものでした。以下、日本滞在の目的とここ数ヶ月のハイライトをご紹介します。
ICU滞在の主な目的は、ICUの教員、学生、職員、同窓生の皆様との関係を強化し、ICUに関する知識を深め、ICUのキャンパスでJICUFの知名度を上げることです。さらに、この一年を通して、JICUFがICUをよりよく支援する方法を模索します。
ICUでの生活は毎日新しい経験の連続です。これまでに30名以上の教員の方々と一対一で面会した他、授業でゲストレクチャーを行ったり、キャンパスでイベントを開催したり、学生に将来のキャリアや学習計画について助言したりしてきました。以下は過去数ヶ月間に行った活動の一部です。
✿ Rethinking Peace 出版記念イベント
10月25日(金)には、JICUFとロータリー平和研究所が”Rethinking Peace”の出版記念イベントをアラムナイハウスで共催しました。この本はJICUFが2014年から16年の3年間にわたって実施した平和研究に関する複数のワークショップを元に編集されたもので、ワークショップに参加した研究者や専門家が執筆した14章で構成されています。出版記念イベントには30名以上が参加しました。
✿ ICU第1期生同窓会
10月5日(土)、アラムナイハウスで開催された第1期生(1957年卒業)の会合に参加し、30名以上の同窓生と歓談する機会に恵まれました。ある先生が、第1期生を「ICUの守護天使」と呼びましたが、この表現に深く納得しました。集まった同窓生の中には、元JICUF理事長の大和田康之先生や、ニューヨークに長く居住し、JICUFを支援してくださっている露木ローレンス氏もいました。
✿ Global Linkピザ・パーティー
9月25日(水)、妻のデビーと私はGlobal Linkに過去に参加した学生を自宅に招待し、ピザ・パーティーを開きました。Global LinkはJICUFが毎夏ICUの学部生のためにニューヨークで開催している約1ヶ月間のサマープログラムです。2017年から2019名の参加者20名が集まり、楽しい一時を過ごしました。
✿ 同窓生の受け入れ
これまでにアメリカで活躍する6名の同窓生をキャンパスに迎えました。ゲストにはキャンパスを案内し、ICUの教職員とのミーティングをアレンジし、ICUでの思い出や未来について話し合いました。このうち3名の同窓生に関しては、学生や教員に対してレクチャーを行う機会も設けました。
また数ヶ月後にICUでの生活について報告します。北米在住の同窓生、ご支援者の皆様、来日の折には是非ご連絡ください。キャンパスで歓迎します。