JICUFが新助成金制度を導入
2016年以来、JICUFはICUの学生と教員に対し、財団の使命を推進するプロジェクトを企画・実施するための資金を提供してきました。過去7年間に、JICUFは306件のプロジェクトに対して8,200万円以上の助成金を提供し、これらのプロジェクトは、ICUコミュニティに大きなインパクトを与えてきました。JICUFの助成金が広く知られるようになるにつれて応募件数が増え、今では毎学期40〜50件の申請があります。
2024年4月、JICUFは新たな助成金制度を導入します。学生向けには、「SDGプロジェクト」、「オスマー・フェローシップ」、「ソーシャル・インパクト・インターンシップ」の3つのプログラムを提供します。これらの目的は、学生がSDGsを促進するプロジェクトを考案・実行する機会を与えて、グローバル市民を育むことです。学生がそれぞれのプロジェクトを企画実施する過程で、プロジェクト管理、コミュニケーション、批判的思考などのスキルを自然に身につけ、人類に貢献する方法を模索することが期待されます。
SDGプロジェクト
SDG(持続可能な開発目標)プロジェクトは、SDGsの達成に貢献する学生主導のプロジェクトを支援します。学期中にキャンパス内または地域社会で実施されるプロジェクトを優先的に支援します。詳細はこちらでご覧ください。
オスマー・フェローシップ(研究助成金)
ドナルド・オスマー教授とミルドレッド・トップ・オスマー夫人にちなんで名づけられたこのフェローシップは、夏季休暇中にSDGsに貢献する研究を行う学部生および大学院生を支援するプログラムです。
ソーシャル・インパクト・インターンシップ
ソーシャル・インパクト・インターンシップは、夏季休暇中の学部生向けプログラムです。このプログラムは、学生が公に奉仕する組織で有意義なインターンシップを経験し、SDGsの推進に寄与する機会を提供します。
教員助成金
ICUの教員には、教員助成金を提供します。これは既存の助成金プログラムと概ね同じで、グローバル市民を育成するというJICUFの使命に合致するプロジェクトをサポートします。他者との協力を促進し、文化的意識や、世界で活躍するために必要なスキルとマインドセットを育むプロジェクトを奨励します。特に国際的なプロジェクト、学生に利益をもたらすプロジェクトを優先します。詳細はこちらでご覧ください。
なお、SDGプロジェクトと教員助成金プログラムへの申請は、2024年4月1日より受け付けます。オスマー・フェローシップとソーシャル・インパクト・インターンシップへの申請は、2024年冬学期が始まる12月より受け付ける予定です。新しい助成金制度を通してICUコミュニティを支援することを、楽しみにしています。