JICUF助成金受賞者スポットライト:学生プロジェクト「Discussing the Future of ICU」
卒業を間近に控えた教養学部4年生の守谷優希さんは、同期生3名と共に、ICUの理念と歴史を学び、未来について考えるイベントを企画しました。「Discussing the Future of ICU」と題されたこのイベントは、2月26日(火曜日)午後、樅・楓寮1階のセミナールームで開催されました。守谷さんは開催資金を得るために、昨年秋JICUFの学生サポート資金を申請し、75,000円を受賞しました。
守谷さんは大学3年生の時に、ICUを卒業する前にICUに恩返しし、特に後輩たちにとってためになることをしたいと考え、「元々仲が良く、面白い個性・価値観を持っていると感じていた」鈴木成典さん、三浦亮太朗さん、池田ひかりさんを誘って企画に取り組んだと言います。
2時間半のイベントは、日比谷潤子学長の開会の辞で幕を開け、ウィリアム・スティール名誉教授がICUの歴史について講義した後、守谷さんがプレゼンテーションを行いました。コーヒーブレイクを挟んで、参加者全員でICUの未来を話し合うワークショップが行われ、守谷さんによる挨拶で閉会しました。
以下は守谷さんからの報告です。
本イベントには学生のみならず、教授、理事、職員と多様な立場の20名ほどの皆様にお集まりいただきました。こうした多様な場で、ICUの未来を考え、議論する機会はこれまでなかなかなかったのではないでしょうか。ICUは立場を問わず集った全員で創り上げてきた大学で、今回そういった理念を反映した場を創ることができたことは大きな成果だと感じています。3月16日のオープン・キャンパスでは高校生向けに内容をアレンジした企画を主催することとなりました。これからのICUを担っていく若い世代に、我々なりにICUの魅力を伝えられたらと思っています。
卒業に際して、何かICUに恩返しをしたいという思いで1年以上前からスタートしたこの企画は、今日に至るまで苦労の連続でした。ICUの理念と歴史を学び、自分の想いを企画として具現化させること。大学の起源と歴史を踏まえてその学びを伝えること。今日のICUを再考すること。まるでもう一つ卒業研究をしているような大変さでしたが、最終的には良い形に仕上がったと自負しています。
本イベントは数多くの皆様のお力添えをいただき、実現することができました。紙幅の都合上お名前を挙げることは叶いませんが、心より感謝を申し上げます。
ICU卒業後、守谷さんは一橋大学国際・公共政策大学院 国際・行政コース グローバル・ガバナンスプログラムに進学する予定だそうです。
少し早いですが、ご卒業・ご進学おめでとうございます!