JICUFとICUが教育パスウェイズ奨学金を設立
JICUFとICUは、難民の背景を持つ若者のための新しい奨学金を設立しました。「教育パスウェイズ奨学金(Education Pathways Scholarship)」は、学費・施設費、寮費、生活費を含む全額奨学金で、2025年4月から毎年2名の新入生に提供されます。費用はJICUFとICUが分担します。
JICUFとICUは、難民の背景を持つ若者のための新しい奨学金を設立しました。「教育パスウェイズ奨学金(Education Pathways Scholarship)」は、学費・施設費、寮費、生活費を含む全額奨学金で、2025年4月から毎年2名の新入生に提供されます。費用はJICUFとICUが分担します。
2023−24年の冬学期に、当時教養学部1年生の武智志保さんが「日本・イスラエル・パレスチナ学生会議(JIPSC)」を代表してJICUFの助成金を申請し、60万円を受賞しました。JIPSCは2003年にICU生を中心に設立され、以来20余年にわたってイスラエルとパレスチナの学生間の対話創出と、日本におけるイスラエル・パレスチナ問題への関心喚起を目標に活動してきました。現地の情勢が悪化の一途を辿る中、JIPSCは今年も8月に両地域から8名の若者を日本に招聘する予定です。JICUFの助成金は招聘費用の一部に当てられますが、これだけでは資金が足りないため、JIPSCはクラウドファンディングをおこなっています。
JICUF学生アンバサダー1期生をご紹介します。3名の学生アンバサダーは、JICUF日本オフィスと協力して、JICUFが提供する様々な機会に関する情報の拡散、イベントやプログラムのサポート、JICUFの活動の取材などに取り組みます。さらに、ICUのコミュニティを強化し、すべての学生にとってさらに居心地のよいキャンパスにするためのユニークなアイディアも提供してもらう予定です。
この春、日本国際基督教大学財団(JICUF)は難民の高等教育支援に関する業務をまとめて、Refugee Education Japan (REJ)と題したイニシアチブを開始し、ウェブサイトも開設しました。JICUFは、2017年にシリア人学生をICUに受け入れるためのプログラム「シリア人学生イニシアチブ」を開始して以来、難民の背景を持つ若者に高等教育の機会を提供するために尽力してきました。
3月18日(月)、JICUFは日本教育パスウェイズ・ネットワーク(JEPN)の運営組織の一つとして、日本の大学や語学学校で学ぶウクライナ及びシリアの学生のためのリユニオンを上智大学で共催しました。受け入れ大学に通う10名の日本人学生を含む約80名の学生が集まり、秋篠宮皇嗣妃殿下が一部視察され、学生と歓談されました。
2024年4月、JICUFは新たな助成金制度を導入します。学生向けには、「SDGプロジェクト」、「オスマー・フェローシップ」、「ソーシャル・インパクト・インターンシップ」の3つのプログラムを提供します。これらの目的は、学生がSDGsを促進するプロジェクトを考案・実行する機会を与えて、グローバル市民を育むことです。
12月13-15日、スイス・ジュネーブで難民問題について討議する世界最大の会議である第2回グローバル難民フォーラムが開催されます。JICUFは今後も難民の高等教育を支援する宣言を行いました。
JICUFは今月2名の新たな学生写真インターンを採用しました。三浦琴さん、別府直樹さんはいずれもICU教養学部2年生です。今後、JICUFのインスタグラムやFacebookに定期的に投稿する他、ブログや出版物用の写真を撮影してもらう予定です。
2023年春、ICU学部生の渡邊宮子さんが「日本において実現可能なインクルーシブ教育のデザイン化に向けて」という研究プロジェクトにつき、JICUF助成金を受賞しました。インクルーシブ教育とは、「多様な子どもたちが地域の学校に通うことを保障するために、教育を改革するプロセスであり、国籍や人種、言語、性差、経済状況、宗教、障害のあるなしにかかわらず、すべての子どもが共に学び合う教育」のことです。 渡邊さんにお話を伺いました。
3月30日(木)から4月1日(土)まで、ICU教養学部3年生の平田ひかりさん、早稲田大学博士課程に在籍するスザン・フセイニさん、JICUF副代表の髙田亜樹の3人が、カナダのウィルフリッド・ローリエ大学で開催された”Students as Partners: Equipping Student Leaders as Partners for Sustainable Humanitarian Action”(パートナーとしての学生:持続可能な人道活動における学生リーダーの育成)と題された会議に出席しました。