第28回模擬裁判大会ジャパンカップでICU学生チームが「参加校紹介文賞」を受賞
7月8日及び9日、東京都渋谷区の国立青少年オリンピックセンターにて松田浩道助教(法学)の学生2名が第28回模擬裁判ジャパンカップに出場しました。松田先生は昨年、学生が一連の模擬裁判大会に出場するための資金としてJICUFより681,000円の助成金を受賞され、これにより今年3月には第12回宇宙法模擬裁判大会、7月には今回のジャパンカップ及び18日から21日までジュネーブで開催中のネルソン・マンデラ世界人権模擬裁判大会にICUの学生チームが出場することになりました。
国際法学生交流会議(ILSEC)が主催する今回のジャパンカップテーマは、「チャレンジャー号に関する事件」でした。16の大学生チームが競い合った今大会でICUを代表したのは、鳴島歳紀(なるしま としき)さんと八木芳紘(やぎ よしひろ)さんの2人でした。ICUチームは、「参加校紹介文賞」を受賞しました。
松田浩道助教のコメント:
「今年のジャパンカップ2017(国際法模擬裁判大会全日本大会)は,参加校も16に増加して非常にハイレベルな大会となりました。法学部ゼミや学内サークルの形をとり,10 – 30名体制で準備をしてきた強豪の伝統校が多いなか,ICUは2名だけでよく健闘し,裁判官役の大学教授・外交官・国際弁護士ら専門家からも非常に高い評価をいただきました。表彰式では「参加校紹介文賞」という特別賞を受賞し,抜群のユーモアによってICUの良さをアピールすることもできました。
模擬裁判活動は徹底したアクティブラーニングに基づく教育手法であり,世界中で大きな注目を集めています。授業では法的議論の組み立て方,学術文献の調べ方,国際法の基礎を集中的に学んだ後,国際社会で現実に生じうる難しい問題に対し,学生の力だけで膨大な文献調査を踏まえた法的文書作成に取り組みます。ICUチームは,7月後半にはジュネーブの国連本部にて開催されるネルソンマンデラ国際人権法模擬裁判大会にアジア代表として出場するほか,秋学期の大学院科目「法と平和」を用いて12月の国際人道法模擬裁判大会への出場を目指しています。模擬裁判活動で身につけた「自ら学び続ける力」を生かし,ICU生が国際紛争の平和的解決に大きく貢献することを心より期待しています。今後も,どうぞ応援よろしくお願い申し上げます。」
鳴島さんの感想:
「僕は宇宙法に続いての出場でした。最大の違いは条約数で、
八木さんの感想:
「国際法に関する知識を深めるために大会に参加しました。大会への準備として、数々の文献や判例を参照し、他の参加者と議論を重ねました。大会では、裁判官の方から様々な質問をいただき、返答に窮する場面も多かったですが、いかにしてそれに応答していくかということが、難しくもあり楽しくもありました。また、他校の弁論を聞いて『なるほどそういう論じ方もあるのか』と改めて考えさせられ、非常に勉強になりました。本大会への参加を通して得られた法的知識やリサーチの仕方などを、今後の大学での勉強に活かしていきたいと思います。」
松田先生、鳴島さん、八木さん、おめでとうございます!
ジュネーブでのご健闘もお祈りしています。