JICUFがニューヨークで70周年記念ディナーを開催
9月13日(金)、JICUFはリバーサイド教会で70周年記念ディナーを開催しました。同教会は、1961年よりJICUFがオフィスを構えているインターチャーチセンターの隣にあります。ニューヨークはもちろん、ボストン、ワシントンDCなど東海岸の諸都市から113名の卒業生及び関係者が集まりました。日本からも数名が参加しました。
レセプションとシャンパンでの乾杯の後、ドロレス・ローダー元JICUF理事及び日比谷潤子ICU学長が祝辞を述べ、ポール・ヘイスティングスJICUFエグゼクティブ・ディレクターがJICUFの歴史、現在の活動そして今後の展望を紹介しました。
基調講演は、卒業生でもある竹内弘高ICU理事長が行いました。竹内氏は1969年卒業の9月生30名のうち5名しかいなかった男子学生の一人でした。学生時代はサッカー、演劇、ディベートなどに打ち込み、信子夫人と出会いました。竹内氏とICUとの最初の出会いは、1964年の東京オリンピックで優秀なICU生と共に通訳を務めたことだったそうです。来年の東京オリンピックでは、ICUの理事長として56年ぶりに通訳を務める予定だそうです。
竹内理事長は、ICUの使命は献学当時から一貫して、国際的社会人としての教養を持ち、人に奉仕し恒久平和の確立に貢献する人材を育成することだと指摘しました。自由、平等、民主主義、平和といったICUの価値は、今日もその教育の根底にあります。「愛は見返りを求めず与えること」と述べ、ICUのコミュニティに「恩返し(paying back)」と「恩送り(paying forward)」を呼びかけました。
ディナーには1期生の露木ローレンスさん(1957年卒業)から、62期生で現在教養学部3年生の鈴木晴子さん、山下莉紗子さん(ID2021)まで、あらゆる世代の卒業生が参加しました。鈴木さんは現在ラトガース大学に留学中で、山下さんは休学してNY de Volunteerでボランティア活動をしています。
来年3月には、ロスアンゼルスで70周年記念イベントを開催する予定です。詳細はJICUFのウェブサイト及びフェイスブックページで近日中に公開します。
フォトギャラリーをお楽しみください!(写真:クリスティー・チュア)